こんにちは、たつごん(@tatsugonblog)です。
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この記事では、じっちゃまこと広瀬隆雄氏の米国株投資についてまとめています。
今回は、“達成者の99%が●●に投資!FIREに必要なことや具体的な方法”について。
三洋証券、S.G.ウォーバーグ証券(現UBS証券)、ハンブレクト&クィスト証券(現J.P.モルガン証券)を経て、2003年、投資顧問会社・コンテクスチュアル・インベストメンツLLCを設立。長年、外国株式関連業務に携わっており、特にBRICsをはじめとした新興国市場に詳しい。米国フロリダ州在住。(ZAI)
Youtubeで定期的にLive配信をされていて、とてもアップデートな情報を聞けるので、米国株投資をされている方にはおすすめの米国株投資チャンネルです。
じっちゃまの解説を聞いてから運用成績が良くなってきているので、そこで参考・勉強になったことをこのブログでまとめて発信をしています。
※重要ですが、投資の判断は自己責任でお願いします。
達成者の99%が●●に投資!FIREに必要なことや具体的な方法を解説
じっちゃまLIVE配信の“FIREに必要なことや投資先、具体的な達成方法”に関する意見をまとめました。
FIREという概念について / 特徴、具体的な方法を紹介
FIREという概念についてちょっと喋ってみようかなと思います。アメリカでもブームになっているし、日本でもFIREという言葉が聞かれ始めていると思うんですよね。
その意味は何かというと、お金を貯めて不労所得だけで生活できるようになって早く仕事辞めて好きなことをやろうというものです。
元々アメリカで10年以上前から少しずつ語られ始めてたわけですけれども、最近はコロナで外出もできず家から株を取り引きするとかという状況になって、国民の心の中で投資が一層重要な位置を占めるようになった。
そもそも不労所得だけで暮らすことは可能なのか?
不労所得だけで暮らせるようになる水準について、それは実際にあるのか。この答えは「ある」です。アメリカの場合、株式市場は年間7~8%くらいのトータルリターン。
トータルリターンというのはキャピタルゲイン+インカムゲイン(配当収入)を投資に回した場合、繰り返した場合、それくらいのリターンを得られるかということ。過去30~50年遡ってもそれは可能となっています。
そうすると、今生活費のインフレ率は均してみると年間2%くらいだと思います。それを加味しても、5~6%くらいの実質リターンが見込めるわけですよね。
そうなのであれば、自分の資産の4%以内くらいに年間支出を抑えれば、毎年リターンだけを取り崩すことで投資元本(種銭)を取り崩さずに生活できる。これがFIREの概念なんですよね。
FIREが実現可能か検証してみましょう↓
不労所得だけで自然に回るというと、SF小説に出てくる永久モーター、燃料を消費しなくても永久に回り続けるようなうまい話ですけど、実際にそれが可能なのかというと、理論上は可能っぽいよね。検証してみるべきだと思うんですよね。
実際にサイトを見せると、これは「Compound Annual Growth Rate」というものですけれども、要するに複利でどのくらい回っているかのS&P500での実績です。
1980年から2020年まででS&P500の平均リターンがどうだったか計算すると、こういう結果(上記)になる。True CAGRが一番大事な数字ね。過去40年間、年率12%で回っているんですよ。もし1980年に1ドル投資したら、今はそのお金が104.51ドルになっているという計算になる。
そうすると、FIREで要求していることというのは、あなたの貯金した額(=FIREを始めるにあたっての投資元本)の4%以内で暮らしなさいということなんで、12%のリターンが出ているんだったらもっと良い暮らしができる。
投資先を間違えないで!FIREしてる人の投資先とは?
ただし、何故僕が「アメリカの」と強調しているかと言うと、確かにS&P500に投資していればそういうリターンになることがわかるが、皆さんの運用先が日本の銀行預金だったとしたら利息が限りなくゼロに近いからFIREは達成できないわけですよね。
なので、投資先に気を付けてください。アメリカでFIREしている人たちは何に投資をしているかという話をすると、ほとんどの人がインデックスファンド。例えば、VTIというETFがありますけれども、VTIが有利だということを皆わかっているので、99%の人がVTIとかに投資をしていると思う。
日本人がFIREすることは現実問題可能なのか
日本人がFIREするということが現実的なのかについて深堀してお話します。例えば、総務省家計調査(2019年)によると、関東地方の1か月間の家計の平均支出は34万2千円でした。
投資資金の4%以内で生活するということは、今の生活水準を落とさないとするなら逆算してどのくらいの投資額が必要なのか。
34万2千円×12か月=410万円が総生活費になり、これに×25倍(=4%の逆数)をすると1億260万円あれば不労所得だけで楽勝で暮らせるようになります。一億円貯めないといけないということですよね。
FIREするのに重要なこと / FIRE達成した人は両方実行してる
FIREするのに重要なことは、収入を増やすというやり方でも貯金を増やすことはできるし、支出を減らすというやり方でもFIRE到達することはできるんですよ。だから、二つの経路がある。大体FIRE目指している人は両方やっています。
収入を増やすことであれば、より給料の高い会社に転職するとか副業するとかね。そういった形でFIRE達成のための貯蓄を増やそうとしている人が多い。
もう一つ「節約」という経路では、外食を止めてお弁当を持参するとかして生活費を切り詰める、あるいはもっと家賃が安い所に住むとかという形でFIREを達成しようとしている。
FIREの達成時期は自分で動かせる。倹約精神が大事。
FIREのコンセプトの美しさというのは、自分がサステイナブルな生活の水準に応じて、FIRE達成の時期を自分で動かすことができるんですよ。質素な生活をすればするほどゴールポストが近くなるという特徴がある。
そして、FIRE達成した後もその自分の新たなライフスタイルを堅持する必要がある。自分が身につけた新しい生活態度、倹約精神がFIREを持続可能にする重要なファクターになるわけですよね。
「FIREなんて達成できない」という反論もある
「そんなの達成できない」というFIREに対する反論もあるのでその話をすると、僕の場合。子供が二人いて大学、ひとりは大学院まで出たんだけれども、大学・大学院の授業料だけでアメリカで7000万円かかった。
そうすると、どれだけ自分がFIREすると思って一生懸命お金を貯めても、大学の授業料だけで7000万円吹っ飛ぶわけだから、FIREなんてできないんですよね。つまり、独身でFIREを計画しているうちは楽しい。
しかし、結婚して子供ができてということになると奥さんや子供まで自分の価値観を押し付けることができるかどうかはあまり楽観視しない方が良いと思う。必ずしも子供とかはFIREを賛同するとは限らない。FIREというのはある意味で持たざる者のリベンジなんですよ。
例えば、自分は独身で結婚していない。それは持たざるものですよね。でも、奥さんがいたら旦那がいくら節約しようと思っても、パーッと使われてしまえばFIREにならないわけですよね。だから、その時点で挫折だよね(笑)
子供がいれば養育費、生活費などがあるから、FIREの達成はどんどん遠くなる。FIREは身軽であればあるほど、色々責任など背負うものがない人ほど上手く行きやすい。
社会現象としてFIREが大流行している背景
社会現象としてFIREが大流行しているのは面白いなと僕は思うのね。アメリカの場合、ミレ二アル世代というのは大学出て就職する時期にリーマンショックが襲って、就職戦線厳しかった。
今回も新型コロナでZ世代は非常に苦労したわけですけれども、そういう風に不況が若者の生活態度、消費態度に影響与えていると思います。
今回の不況で個人投資家が急増。新人類相場に類似している。
今回のもう一つ興味深かった点というのは、外出が出来なくなって家にいないという状況になった関係で、投資がもの凄くハイライトされた不況だったということ。
投資を始めるにあたっては絶好のタイミングだったと思う。で、投資を始める人も非常に多かった。だから、今の個人投資家というのは「自分たちはできる!」という自信を持っている。
個人投資家のブームはいくつか見てきたけれども、最初見たブームは1986年くらいの東京マーケットで、その頃は「新人類相場」というのがありましたよね。
つまり、若者はベテランの株式ファンとは全然違う相場の張り方をするというので話題になってそう言われたわけですけれども、最近の例えばロビンフッド現象をみると、その新人類相場と割とよく似ている。
アメリカ株も同じように低迷するのか?
今のアメリカの現象が日本の現象と同じなので、アメリカ株も低迷するのでは?というと、それはわからない。何故かというと、株価収益率(PER)の水準が全然違うから。
日本の当時は70~80倍でしたが、アメリカの今は20倍くらいですよね。なので、バブルのスケールが全然違くてアメリカの方が規模が小さい。
だから、FIREやるなら前提条件の一つである長期にわたってマーケットは大丈夫かという点を点検する必要があると思うんです。僕の見立てでは決して安いわけではないが、それほど不健全ではないと思います。
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今回は以上です。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。