こんにちは、たつごん(@tatsugonblog)です。
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この記事では、じっちゃまこと広瀬隆雄氏の米国株投資についてまとめています。
今回は、決算を基準に投資する際の注意点や良い決算の見分け方について。
三洋証券、S.G.ウォーバーグ証券(現UBS証券)、ハンブレクト&クィスト証券(現J.P.モルガン証券)を経て、2003年、投資顧問会社・コンテクスチュアル・インベストメンツLLCを設立。長年、外国株式関連業務に携わっており、特にBRICsをはじめとした新興国市場に詳しい。米国フロリダ州在住。(ZAI)
Youtubeで定期的にLive配信をされていて、とてもアップデートな情報を聞けるので、米国株投資をされている方にはおすすめの米国株投資チャンネルです。
※重要ですが、投資の判断は自己責任でお願いします。
決算を基準に投資する際の注意点、良い決算の見分け方など解説
じっちゃまLIVE配信の“決算を基準に投資する際の注意点や良い決算の見分け方”などに関する意見をまとめました。
決算を見て投資をする際の基準は何かある?(12/5LIVE配信)
決算を基準に投資するとしても資金の関係である程度銘柄を絞る必要があると思います。その場合はとびぬけて良い決算を優先したり、セクターのバランスを見たり、チャートや地合いをみるなど何か基準はありますか?
はい、僕はとびぬけて良い決算を出した企業が好きですね。
PSRやPERじゃなく、決算を重要視している理由(6/25LIVE配信)
僕が自分に課しているルールを言うと、良い決算を出した企業、それを買いたいということを常日頃考えています。
「良い決算というのは何か?」ということなんですけれども、その条件というは①EPS:一株当たり利益で決算発表前のアナリストのコンセンサス予想を上回るということ、②売上高:事前のアナリストコンセンサス予想を上回る、③ガイダンス:予想値がコンセンサスを上回る、これらの条件が全部揃った決算が良い決算です。
一歩下がって、「なぜ広瀬さんはPSRもPERもバランスシートも気にしない、決算ばかり気にするの?」ということの種明かしをすると、機関投資家たちは80%くらいの時間を業績予想に費やしていて、その業績予想をする時の一つの鍵がコンセンサス予想を上回ったか、下回ったか、あるいはコンセンサス予想を上回る決算を出せるかどうかの査定ですよね。
それにほとんどの労力を投入しているわけなので、僕が自分で投資するときに何をやらなきゃいけないかと言うと、皆が見てるものを俺も見るという切り口から良い決算の銘柄を買ってくださいということをみんなにお願いしています。それは、僕のルールではなく、みんながやっていることを僕がただ単に従っているだけです。
「ガイダンスをミスする」ってどういうこと?(12/5LIVE配信)
ガイダンスをミスするというのはアナリスト予想よりも会社予想が悪かったという意味でしょうか。もしそうなら、会社予想を優先しないというのは随分勝手だと上場勤務に勤務している身としては考えてしまいます。
大事な質問なのできちんと説明すると、順番が問題です。まず最初に提示されるのは、その会社側のガイダンス、あるいは財務部長の考える来期の予想が順番として起点になります。その見解を見てアナリストは「部長はそういう風に言っているのか。じゃあ、俺も数字を変えよう。」というアナリストがそれに従う。
だから、まず順番として財務部長が示すガイダンスが一番最初に来て、アナリストが数字をサヤ寄せするのが二番目に来る、そして次に決算発表がきて、決算蓋開けてみたらそれがアナリストのコンセンサスよりも良かった悪かったという形で結果が出るわけですよ。
そうすると、ずっと遡っていくと、そもそもコンセンサス予想が形成された原因を作ったのは会社の財務部長がどういう見解を持ったか?ということに起因するわけです。だから、決算を外した、決算クリアしたというのは、究極的には財務部長が有言実行できているかということをチェックするのが決算チェックなんです。
財務部長の誘導、決算ガイダンスというのは非常に大事なんですよ。財務部長に要求される最大のコンピタンスは、次の決算に関してピシッとしたガイダンスを出せることで、出せなかった場合には株価が暴落して、企業の資金調達コストが急増して、経営がぐちゃぐちゃになって倒産するかもしれない。財務部長の来期の予想というのは真剣勝負なのです。
決算時、絶好の売買タイミングはどこ?(12/5LIVE配信)
例えば、2000万円くらいで運用していた場合、銘柄選定は決算で判断するとして、売買のタイミングについて教えてください。
それは、好決算が出た日に株価がポーンとはねたときにそのタイミングで恥を忍んで買いに行くのが一番安全な買いタイミングだと思いますよ。
だから、好決算が発表された翌日というのは、株価が跳ねた後でも大商いでそこから買いたい、この株欲しいという機関投資家が後を絶たないわけでしょ。
あるいは、一番危険なタイミングというのは、悪い決算が出た後でそこからのダウンサイドが最も危険なわけですよ。だから、そこからでもみんな一目散に売っているわけでしょ。なので、一番安全な時というのは、好決算が出た直後ですよ。
良い決算と悪い決算に対する投資スタンスとは?(12/5LIVE配信)
決算がよくて上がる銘柄と下がる銘柄の違いは何でしょうか。
決算良かったのに売れるとか、決算悪かったのに買われるとか、そういう銘柄も皆無ではありません。でも、ほとんどの場合、90%くらいの場合で良い決算だったら買われるし、悪い決算だったら売られている。
例えば、OKTAは良い決算だったと思うけれども、引け後の気配はマイナスだったよね。だから、あれは好決算だったにも関わらず、売られた例だよね。でも、翌日の本取引でOKTAの株は逆に7%くらい上がっていましたよね。なので、好決算なのに売られているとかというのは騙しが多いんです。
僕は30年やってきて、もう何百例、何千例というサンプルを見て、愚直に素直に好決算なら買いで悪い決算なら売りという理解でいいという結論に僕は至っている。
そして、それは僕だけじゃなくて無数の機関投資家が全員決算発表のタイミングを見てて、決算の内容を見てて、悪かったら怒涛の売りでバーッとくる、良ければ買ってくるということを皆がやっています。DOCU40%安だから買いだーと走っているのは個人投資家だけなんですよ。
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今回は以上です。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。