こんにちは、たつごん(@tatsugonblog)です。
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この記事では、じっちゃまこと広瀬隆雄氏の米国株投資についてまとめています。
今回は、主に“損益分岐点の仕組み、妥当株価を判断するのはどのEPSか、株式投資にもセンスが必要なのか”について。
三洋証券、S.G.ウォーバーグ証券(現UBS証券)、ハンブレクト&クィスト証券(現J.P.モルガン証券)を経て、2003年、投資顧問会社・コンテクスチュアル・インベストメンツLLCを設立。長年、外国株式関連業務に携わっており、特にBRICsをはじめとした新興国市場に詳しい。米国フロリダ州在住。(ZAI)
Youtubeで定期的にLive配信をされていて、とてもアップデートな情報を聞けるので、米国株投資をされている方にはおすすめの米国株投資チャンネルです。
じっちゃまの解説を聞いてから運用成績が良くなってきているので、そこで参考・勉強になったことをこのブログでまとめて発信をしています。
※投資の判断は自己責任でお願いします。
過去の実績は関係ない!EPSや損益分岐点についてわかりやすく解説

じっちゃまLIVE配信の主に“損益分岐点の仕組み、妥当株価を判断するのはどのEPSか、株式投資にもセンスが必要なのか”について意見をまとめました。
ある一定の部分からは全て利益になる。「損益分岐点」の仕組みについて

決算で利益の減少額が売り上げの減少額を上回るのはどういう場合でしょうか。

そういう場合が多いです。何故かと言うと、利益にはオペレーティングレバレッジがかかるからです。売上高は少ししか落ちなくても利益はガクンと落ちるというのが普通の姿だと思います。ほとんどの企業はそうだと思いますよ。
※オペレーティングレバレッジとは?
固定費をテコにした利益の増大効果のこと。 営業レバレッジ(Operating Leverage)ともいう。 企業の「コスト構造」とは、総原価における変動費と固定費の割合を指すが、固定費の割合が大きい企業では、売上高の変動に伴い利益が大幅に変動しやすい。(govforum)

別の角度から同じことを説明すれば、企業には損益分岐点というものがあります。それはある一定以上の売上高を超えたらそれから上の部分は全部利益になる。それが損益分岐点のポイントです。
↓損益分岐点の図


ゼロからそこまでの土台部分は何かというと、事業コストです。例えば、工業の場合なら製鉄所をキープしないといけないとか自動車会社の場合なら自動車組み立て工場を維持しないといけないという維持するためのコストが損益分岐点のベースになりますよね。

売上高がそれを超えたある一定の部分からは全部利益になるという形です。そうすると、売上高がちょっと損益分岐点に近づいて少しマイナスになったら利益の変化率はもっと大きく急落していきます。そういう仕組みになっています。
過去の実績はほとんど関係ない!どのEPSで妥当株価を判断すべきなのか?

どのEPSで株価を判断するべきなのか教えてください。

どのEPSを用いて妥当株価を判断するかというのは分かりにく概念かと思いますけれども、昔モルガンスタンレーが株価はどのフューチャーアーニングス、つまり来年のEPSか再来年のEPSかどのEPSを一番敏感に反映するのかということに関して大規模なスタディーをしたことがあります。

これは20年以上前のリサーチだけれども有名なリサーチで引用されることが多くて、それによれば2年先のEPSを一番敏感に株価は織り込むということが知られています。

だから、標準的な使い方は最低でも1年先のEPSを使うか2年先のEPSに基づいたPERを使うべきです。使うべきでないのはトレーリング、過去12か月のもう済んでしまったEPSベースのPERを使って判断するのはやらない方が良いと思います。

そう言うと、「未来のことはわからない。過去の実績だけが本当の実績なんだから、それにベースした方が良い。」と主張する人も出てくると思うけれども、株価との連動性を研究したスタディーによると過去の実績はほとんど関係ないとされています。
株式投資もセンスが物を言う?センスがなくてもそれなりに結果を出せると思う。

UCLAの映画学科を卒業しても誰もがスピルバーグにはなれないように、株式投資も知識よりも元々の投資センスの方が物を言いますか。

面白い質問ですね。そもそもUCLAの映画学科みたいなすごく専門的なことを教える株の学校ってあるんだっけ?MBAになるのかな。僕が知っている限りでは、株式投資を教える学校ってないと思うけどね。

あの、シリーズ7というアメリカの証券外務員試験があるんですよ。それの受験を教える会社でSecurities training corporationという塾があって、そこはゴリゴリ受験対策で法規制やマーケットの仕組みなどを教えています。

僕もアメリカに1988年に来て、営業を始める前にライセンスを取らないといけないのでそこで学びましたが、すごく役に立ちましたね。

で、センスが物を言うかについてはよくわかりませんね…。ある程度言われたことをきっちりやっていれば、センスなくてもそれなりの結果が出ると僕は思います。
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