こんにちは、たつごんです。
Twitterのフォローもよろしくお願いします。
👉 Twitter:@tatsugonblog
この記事では、じっちゃまこと広瀬隆雄氏の米国株投資についてまとめています。
今回は、【銘柄考察】こんな銘柄は貧乏パターン?オススメしない米国株6選をご紹介。
三洋証券、S.G.ウォーバーグ証券(現UBS証券)、ハンブレクト&クィスト証券(現J.P.モルガン証券)を経て、2003年、投資顧問会社・コンテクスチュアル・インベストメンツLLCを設立。長年、外国株式関連業務に携わっており、特にBRICsをはじめとした新興国市場に詳しい。米国フロリダ州在住。(ZAI)
じっちゃまの解説を聞いてから運用成績が良くなってきているので、
そこで参考・勉強になったことをこのブログでまとめて発信をしています。
※重要ですが、投資の判断は自己責任でお願いします。
【銘柄考察】こんな銘柄は貧乏パターン?オススメしない米国株6選
それでは、じっちゃまの意見をまとめましたのでご紹介していきます。
①ロイヤリティー期待のABUS
ABUSはあまり関心しません。何故こういうストーリー株をいつまで経っても突っついているんですか?もう全然鳴かず飛ばずで、長期で見ても全然ところなかった株わけですよね。
それで、訴訟は勝つかもしれないけど、負けるかもしれませんよね。そういうものでしかこの会社って、言ってみれば当たり屋みたいなもので色々な製薬会社に突っかかって訴訟して賠償金むしり取ってということしかやっていないんです。
なので、本業は何もないわけです。何故そういう銘柄が好きなのか、こういうものに夢を託し続けるんですか?それってフィリピンかどこかの結婚詐欺のお姉ちゃんに貢いで全財産を失う日本の老人みたいなそういう株じゃない?
②インドの旅行銘柄YTRA
YTRAもあまり良くないんじゃないでしょうか。あの、こういう銘柄にしか目がいかないというのは悪女にしかなびかない人と一緒で、悪い病気だから直した方がいいですよ。
なぜなら、そういうことをやってお金を全部失って、一生貧乏というパターンになりますからね。ある程度バランスを考えて、普通の人がやっているような銘柄をした方が良いと思います。
③リチウム生産大手のSQM
アンデス山脈のリチウムトライアングルと呼ばれるところに大きな塩田みたいなリチウムの山を持っているわけですけれども、色々な問題があると思います。
例えば、採掘契約に関する政府との交渉もしょっちゅうガミガミ言われています。だから、投資家はEVが成長するからリチウムも成長するだろうという風に単純に考えているわけですが、リチウムというのは世界のあらゆるところで産出されるんですよね。
そして、純度に差があって南アメリカのアンデス山脈の辺りのリチウム田が一番高品質なものが出ます。だけれども、激しい環境問題、激しい政府からの追及というものがあり、その中で何とかやりくりして今の状況ができています。
なので、実はもの凄く複雑なストーリーを持っています。みんなが考えているほど単純な話ではありません。だから、私だったらあまり今は触手が動きません。
④米国金融株ブル3倍ETFのFAS
FASはあまり良いETFだとは思いません。FASとか買うくらいだったら、カレンフロストバンクの方が良いと思います。何故かと言うと、すごくシンプルなんですよ。
銀行業というのは、デリバティブとか複雑なビジネスがあるわけです。それで、やれM&AがどうとかIBD投資銀行本部がどうとかIPOがどうとかで、そこら辺のビジネスの大部分はシクニカル(景気敏感)なビジネスなんです。
そして2021年は空前のM&Aブーム、IPOブームだったんですよ。2022年も良いという風には決めてかかることはできません。で、私自身そういうアップダウンの激しい世界に身を置いてきたので、女心と秋の空じゃないけれども景色の変わりやすさは身に染みてわかっています。
2022年はインベストバンキングはダメな年になると思います。なぜそう思うかと言うと、今IPOはほとんど動いていないって知っていますか?それで一個だけIPOが動いているんです。
それが、プライベートエクイティのTPGです。TPGは毛並みの良いプライベートエクイティファンドなのだけれども、そんなに良いビジネスだったら何が悲しくて個人投資家とか一般投資家に株式公開しないといけないわけ?株を売るタイミングというのは買い手にとって悪いタイミングじゃないの?
相場の鉄則というのは自分より賢いやつが売り方に向かっているときに、それに買い向かってはいけないんですよね。なので、今のIPOマーケットというのはそういう案件しかありません。
大御所のTPGが自分で株を出すというふうに言っているわけですよ。それは投資銀行にいた僕らが理解すれば、それは売り時ということなんですよね。つまり、オワコンです。なので、そんなときにディレクション ファイナンシャルブル3倍に投資をするのは、もっと大人になれよと言いたくなります。
⑤バリュエーションが低め?のLAZ
ラザード(LAZ)は投資銀行と資産運用、アクティブ運用を半々、投資銀行部門の方が大きいと思いますが、それでやっている銀行ですよね。バリュエーションは安いですが、どうだろうね。
悪くはないけれども、純投資としてはあまり良くないと思います。ラザードのM&Aアドバイザリーとかはそれなりのニッチを築いています。
で、スタープレイヤーと呼ばれる花形バンカーが何人かいてその人たちが稼いでいると思います。だけれども、会社の経営としてはイマイチだと思います。個人が働く場所としてラザードというのは面白い会社だと思いますが。
⑥株の王者と言われているMS
僕はモルガンスタンレーは買いません。株の王者と言われていますけれども、2021年を通じてわかったことはモルガンスタンレーのエクイティのフランチャイズというのはかなり朽ちてきていると思います。
もう鈍らな証券会社に成り下がっています。僕が現役の頃はもの凄く手ごわい雲の上の存在だったんです。だけれども、今はつんと背中を押したら倒れるくらいパワーダウンしています。
だから、あと2、3年したらエクイティキャピタルマーケッツのランキングも逆転すると思いますよ。我々みたいな業界の内部の人間からすれば、それはもの凄いことです。王様が落ちぶれる訳だから。
おすすめの米国株書籍はこちら
\インデックス投資歴15年の実践記録がこの一冊で!/
お金は寝かせて増やしなさい
- インデックス投資歴15年間の資産運用記録が紹介されている
- なぜインデックス投資がおすすめなのかがこの一冊でわかる
- 「お金は寝かせて増やす」の方法、本質がわかる
\米国株投資の凄さがわかる!必読の投資本/
お金が増える 米国株超楽ちん投資術
- 有名米国株ブロガーのおすすめ投資銘柄が具体的に紹介されている
- 米国株に投資する(すべき)メリット、理由がわかる
- これから米国株を始めようとしてる人でもわかりやすく解説されている
\人気米国株Youtuber「バフェット太郎」氏が著者/
バカでも稼げる「米国株」高配当投資
- こちらも有名米国株ブロガーのおすすめ投資銘柄が具体的に紹介されている
- どのような根拠、ポイントで銘柄選定をしているかがわかる
- 長期的な米国株投資手法がわかる