仮想通貨は法定通貨にはなれない？BTCは利便性よりもその○○で投資すべきである理由

フィアット通貨は発行国の政府がその価格を安定させるために、色々な対策を使って頑張ってくれてますけれども、仮想通貨はそういう機関がなく有名人の発言によって価格の上下が激しいと感じます。本当に通貨として使えると期待できるでしょうか。

それは使えないと思いますね。使えないと考える理由は、仮想通貨自体のデザインが悪いとかそういう問題ではなくて、通貨の流通量は経済の規模に合わせないといけないという大原則があるんです。

だから、経済が大きくなっているにも関わらず、通貨がそれに合わせて流通量が増えなければ、体が子供から大人になっているのに体の中をめぐる血液の供給量が増えていないのと同じになるわけですね。つまりデフレ的な状況になるわけです。

例えば、BTCを見た場合イシューイング・スケジュール、つまり今後どういう風にビットコインが出てくるかという総供給量が決定されているわけですよね。

だから価値があるんだけれども、それは今後世界経済の上昇に合わせてBTCの流通が増えていくということはあり得ないわけでそれがリンクしていないということはBTCの方に希少価値が出るということなんです。

なので、長期で見ればBTCは買いだと考えている主な理由はBTCは数が限りがある、希少価値が出ると考えているからです。しかし、BTCがドルや円に変わって通常の決済通貨として世の中に流通するということはあり得ません。

もちろんBTCには興味がありますよ。でも、今より値段が半値や3分の1とかになったらマルタに行こうかなって思ってます(笑) それはルノアールの絵画のように希少価値でもって投資をするのであって、利便性でもって投資をするのではありません。

そういう意味で言えば、例えばNFTブームになっているけれども、あるインフルエンサーがおならを瓶に詰めて2000万円稼いで、今度はおならのNFTを出すとかというのがアメリカのTwitterに出てたけど、NFTがそういう収集品とか希少骨董品とか趣味にひっついている現象というのはとても面白いですよね。

それはテルテールサインですよね。そういうストーリー付きじゃないとNFTというのは価値がいじできないんです。自分では価値が維持できません。だから、NFT自体はコントラクトなんですよね。

電子署名されたコントラクトでしかないんですよ。それ自体に価値はありません。だから、絵画とかミュージックとかそういったものに合わせることによってNFTの価値を生み出しているということじゃないでしょうか。