こんにちは、たつごん(@tatsugonblog)です。
今回は、2018年にあった「かぼちゃの馬車」事件から見えてくる不動産投資の注意点についてお話していきます。
「かぼちゃの馬車」事件の概要・発生要因について
「かぼちゃの馬車」事件とは?
「かぼちゃの馬車」事件とは、
スマートデイズが展開していたシェアハウスのサブリース事業が破綻し、物件のオーナーへのサブリース賃料が未払いとなりました。ほとんどのオーナー(投資家)は物件購入を銀行からの借入をして行い、投資していたので、結果として大きな負債を抱えることになりました。
この事件では、多くのオーナーが多額の負債を抱えることになり自己破産してしまう人もいましたよね。
これを機に不動産融資の引き締めが強まり、「いまは前ほど融資が出なくなった、出ずらい」と言われている要因です。
事件が発生した理由・背景は?
この事件が発生した理由・背景には、様々あります。
不動産会社、融資機関、オーナー側すべてにおいて要因があったように思えます。
- 【不動産会社】相場観からかけ離れた家賃でサブリース35年保証
- 【不動産会社】建築会社から50%のキックバックを受領していた(通常は3~5%)
- 【融資機関】借入希望者の預金残高や年収を改ざんし、融資を行っていた
- 【オーナー】「この事業は適正か?」といった大家側の知識不足
などなど、様々な要因が重なり、運営会社スマートデイズは経営破綻し、多くのオーナーが多額の負債を抱える、つまり不動産投資で失敗してしまったわけです。
「かぼちゃの馬車」事件から学ぶ不動産投資の注意点
不動産投資で気を付けるべきポイントとして、『憧れの「不労所得」、不動産投資にも落とし穴が!』の記事では、以下が挙げられていました。
まずは、なぜ不動産投資を行うのか、その目的を明確にすること。
「何となく楽してもうかりそうだから」という安易な発想で手を染めると、先程のかぼちゃの馬車のようなケースに陥る可能性があります。
何度もこのブログで言っていることですが、結局は不動産投資は安直に始めるべき投資ではないということなんです。厳しいようですが、基本中の基本が足りていないんです。
また、これは不動産投資に限らずいえることですが、「これは良い」と強く勧められる物件の場合、なぜ今まで買い手がつかずに残っているのかという視点を持つことが重要とのことです。
続いて、不動産会社から強く営業をかけられる物件には何か裏があるかもという疑いを持って臨むべきだということは本を読めば至る所に書いてあります。
不動産会社から「これが良い」というのではなく、購入する側が「これが良い」という物件を探さねばなりません。
不動産投資に限らず資産運用の決定権は自分にあるので、何もかも営業マンの話に乗せられてしまうのは大間違いです。
失敗しない不動産投資を目指すために、まずは勉強、その次に行動、良い物件に出会えたら購入というシンプルステップです。
参考文献:憧れの「不労所得」、不動産投資にも落とし穴が! (RadiChubu)
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今回は以上です。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。